祈り
去年の暮れSIONとの代官山のライブ、一緒に歌った“バレンタイン”が、今も頭の中で流れていて、胸を締め付ける。
素敵な笑顔だった。いつでも、他人の胸の痛みに気付ける人だった。
ずっと苦しんだ人だったから、奇跡が起こりますようにと祈らずにはいられなかった。
不治の病に苦しんでいる人に、日光のAKIRAさんは「その人にとってベストな状態になりますように。一日でも長く生きることがその人のベストではない場合もあり、神様が必要としているなら、ゆくべきところにちゃんと行けますように。どっちに転んでも、『良い人生だった・・・』と思えますように」というような意味の祈りを言っていたが、僕もずっとそう思っていた。
青臭いけれど、とんがっていて、寂しがり屋で、何となく僕に似ている気がして、22~23の頃から、ずっと見ていた。
彼女が18歳の頃に出した(今から20年前)HippiesというLP、その中に“39番目の夢”という歌があります。
“泣くことが1万回あったら、笑うことが100万回ありますように、
笑ってばかりで退屈になったら、辛いことを少し下さい
人の痛みがわかっていられますように
全ての兵器が一瞬でなくなりますように
中国に平和が訪れますように
この国がもっともっと好かれる国でありますように
誰にでも優しい国でありますように
死刑になる人もする人もいない方が良い
病気だってない方が良い
何のために生きているかなんて、一生わかりませんように
死ぬまでわかりませんように
死ぬまで”
誰もが必ず死んで行く。これは命の定め。その命を輝かして、生を謳歌して、燃え尽きて死んでゆく。
長生きしたいとか、そういう前にちゃんと生きなきゃ。命を大切にするって言うことはそういうこと。カオリにそう教わったような気もする。清志郎もそうだった。今年一番聴いていたのはカオリのLPと、清志郎、そしてSIONのLPだった。
まず、一日一日を本当に大切に生きよう。
そうなると、今日であった人、一人ひとり全てが、とっても大事な一期一会の出逢いとなる。子供とも、妻とも、スタッフとも、患者さんとも・・・いい加減に受け答えしちゃいけないよな。ちゃんと顔を向けて、目を見て、じっくり話を訊いて、ちゃんと伝えて、笑顔で余韻を残して去りたいよな。
一期一会。真剣にやろう。
もし、明日までの命って言われたら貴方は何をしますか?誰に会いたいですか?
「たとえ明日、世界が終わるとしても、私は今日も木を植える仕事をする」という台詞を聞いた。そう生きるのが生き様で、命を輝かすと言うことなんだろう。
そうやって生きて行きたいと、そうやって死んで行きたいと、願う夜です。





















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