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1_234玄とは・・・

① 赤または黄を含む黒色。

②老荘思想で説く哲理。空間・時間を超越し、天地万象の根源となるもの。

③ 微妙で奥深いこと。深遠なおもむき。

と、辞書にあります。

一昨日、古墳を見てきました。京泉地区にある鶏塚古墳、それに芳賀にある穴不動。

僕は東京国立博物館が好きで(だって宝物だらけだもの)そこで見た鶏の埴輪が「栃木県真岡市京泉で出土」とあって、驚いた。だからいつか現場に行ってみたいと思っていた。

古墳時代から奈良飛鳥朝の時代、こんな僻地に文化的に豊かに暮らしていた人達がいたんだと言うことに驚きです。

玄室が覗けます。

そして、何の気無しに導かれるように辿り着いた穴不動。

ここは前方後円墳なのです。

その玄室の前にお不動さんが奉られていています。

そこにある解説を読むと「この辺りでは安産の神様として出産前になるとこの不動尊の剣を借りてゆき、無事出産出来た後はその剣と同じものを作って奉納するのが慣わし」とある。

確かに、剣の形に作られた板っぱちが山のように積み上げられている。

陰陽五行論では、玄は玄武。

つまり北であり、冬に属します。

色は黒。真っ黒ではなくてほのかに朱が入る感じ。

そうか、この玄室は子宮なんだ。

そう独り納得して来たわけです。

そして昨日は益子で昌友会(老子的生き方を学ぶ昌平塾のOB会)がありました。

そこでも、老子の説く「道とは、玄から全て生まれる、母なるもの」とのこと。

やはり子宮でしょう。

老子は500年も続いた戦国のあの時代にあって、実に自由に柔らかくこだわらない女性的な発想なのです。

それに対して孔子の論語は、規律・社会規範を語っています。

上下関係を明確にし、上司や主君に忠誠を、親や先祖に孝行をの忠孝の精神ですね。

しかしよく知ると、したたかに生きることを薦めています。

昨夜、塾長が伊那谷の老子からの天竜川下りの話を引き合いにしてこう教えてくれました。

「親父は川下りプロ中のプロ。激流の荒波をコントロールして見事越えて見せようとした。が、撃沈。さてそれを見ていた息子。彼はキャリアもあまりなく、親父の撃沈を見てビビっている。だから、荒波に挑もうとせず、波に流されるままに行った。そうしたら無事通過出来た」

無理しないこと。抵抗しない。相手に上手く乗ってしまうことが一番安全であること。

ある意味、女性的でしたたかですよね。

毎月東京で東洋思想を教えてくださっている田口佳史先生は

「プロ、つまり玄人は暗いところが見える人。

他の人は見えないものが見える。」

と教えてくださりました。

経験値が高い、先を読める、勘が鋭い、アンテナを張っている、心眼で見る・・・それがプロなのだと思います。

このように「玄」と言う言葉ひとつにしても意識していると、色々なことが繋がって腑に落ちることが続きます。

こういうことがとても楽しく感じます。

知的好奇心を満たす。それは生きている喜びで、幸せを感じます。

いくつになっても学ぶことは生き甲斐を生みますね。

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