確実に痩せるには
痩せる耳ツボってどうなんですか?と質問されることがあります。
「効きません。痩せるには食事を替える。減らす。これしかないです。運動で痩せるのも無理があります」
もともと耳ツボというのは東洋医学ではなく1965年にフランスのノジェという人が提唱した耳介療法なのです。耳のある部分を焼くことで坐骨神経痛を軽減させる民間療法が元となっていると言います。
日本では治療に耳のツボを使うことはなく、ダイエット・ブームに乗って発展したと言えます。
実際耳ツボダイエットを行っているところは、ツボ刺激だけではなく、徹底した食事指導、健康食品等の指導を行っています。これはスポーツ・ジムにおけるダイエットでも同じですね。
痩せる・肥るは、食事以外にないんです。
カロリーと言うよりも、砂糖の摂取量が一番影響あるでしょう。
砂糖は色々なモノに含まれています。加工食品の殆どに含まれていると言っても良いのではないでしょうか。だから、菓子を食べないは勿論ですが、果糖、つまり果物も食べない、加工食品もとらないと意識するだけで健康的に痩せることが出来ます。
生クリームだけでは肥りません。そこに砂糖が含まれているから肥るのです。甘さは温度を下げると感じにくくなります。だから清涼飲料水、カクテル、アイスクリーム、生クリームなどには多量の砂糖が含まれています。
実は市販のパンを見て下さい。裏側の成分表示に糖の文字が入っていると思います。パスタ・ソースも、ドレッシングも、飲料も全て含まれていると言っても過言ではないでしょう。
岩波出版の【砂糖の世界史】を呼んでもらうと、砂糖の開発がどれだけ世界を変え、経済を動かし、幸福感と興奮剤ととなり、病気を作っているかがよく判ります。
砂糖の甘みは旨みになりますから、美味しいモノを作りたかったら砂糖を入れるのが簡単です。人間は甘さに飢えています。だから木の根っこや樹液を煮詰めたりして、何とか甘さを作ってきたわけですもの。保存料としても使われますが、フルーツジャムで砂糖の入っていないモノなんか、現代人は食べても美味しく感じないでしょう。(昔はひたすらに詰めて水分を飛ばし糖度を高めることによって保存食にしていました。だから本来のジャムはそんなに甘くありませんし、日持ちもしません)油脂も甘さと旨みになりますね。
ダイエットを成功させたいなら、自炊することです。砂糖を入れない食事を作り、その味に慣れることです。おやつは蒸かし芋等、自然の甘さのモノで対応すること。油脂も制限すること。揚げ物なんか厳禁です。ドレッシングやマヨネーズも無しで行きましょう。基本は塩・胡椒と酢。醤油と味噌。つまり昔ながらの和食です。砂糖は使わず本みりんを使い、料理は温かい状態で甘みと旨みを楽しみましょう。
月に2回ほど食べる甘いモノは干し柿とか葛とか天然の甘さのモノね。昔は二十四季節、月2回はハレの節句でその時はご馳走を食べた。だからそれがとても楽しみで、生活にメリハリがありました。それ以外は玄米雑穀でおかずは旬の野菜の漬け物と豆腐、納豆、味噌だけという粗食。
江戸時代に精白という技術が生まれ、白米を都市部で食べるようになり、御飯は一日一回炊く。だからあたたかいおまんまは朝か、夜か。関西では主に夕食に温かいごはんを、関東では朝に温かいごはんを食べたそうな。だから、京粥・奈良粥は朝で、江戸は夜はお茶づけか味噌汁ぶっかけ飯だったそうな。
かっ込み飯はダイエットになりませんから、玄米をよく噛んで、そして食事の量を減らすこと。
これだけで確実に痩せます。と言うか肥りようがないもの。うち、 半分はこれに近い食事をしています。(半分はフレンチだったり、洋食有り、肉有り、魚有り、酒の肴有りで、葡萄か米の酒をたんと頂いています)
痩せるなら耳ツボやらスポーツ・ジムやらに頼らないで自分で頑張るしかないですよ。
こちらからホームページにジャンプできます。http://moka-harikyu.life.coocan.jp/
最近のコメント