陰陽論

宇宙はビックバンから始まったとされていますけれども、始まりはこの宇宙の物質全てが詰まって超過密・超高温状態のひとつの点が、ビックバンによって現在拡散している状態ですよね。

始まりは1。そこからふたつに。そしてそれがまたふたつにと増えてゆく。

細胞分裂も同じ。命も初めはひとつの細胞から。卵子に精子が合体した受精卵は身体を作る全ての元がぎっしりと詰まった状態。

ひとつの状態では(つまり卵子のみでは、精子のみでは)対比するモノが無いので、変化することもない。

ブランコで言ったら止まっている状態。

揺れると前に進む分、等しく後ろに下がる。つまりプラスの分、マイナスがある。前に沢山言った分、後ろにも沢山行かなくてはならない。これ、陰陽ですね。

陰はネガティブで嫌な感情を持つ人が多いと思いますけれど、陽ばかりの世界はありえません。陰あっての陽。陽が強く欲しければ、強い陰が必要なんです。だからずっと健康というのもあり得なくて、時には病気が必要で、まあ病気というのは悪いイメージですが「休め!」という指令ですね。身体を休ませることが必要なわけです。

人は欲がありますから、ガツガツ得ることに夢中になるとそれこそ「寝食を忘れて」となります。「こんなに面白いんじゃやめられない」とか「こんなにも儲かるなら休んでいる暇がない」とか。そして身体を壊す。いっぱい働いたら、いっぱい休むべきなのでしょう。

でも、休んでられないよ!そんな時どうしたらいいか。治療することですね。ケアすることですね。プロスポーツ選手はトレーナーがいてハードに使った後はケアしますでしょ。だから翌日も試合で頑張れる。

頑張る=陽、休む=陰、そのバランスが崩れたときに病気になる。

ケアも陰ですね。陰は大事なんです。沢山陰を溜めた人は、大きな陽を手に入れられるでしょう。いい成績を掴みたい人は、沢山ケアをすることですよ。

光と影。実は宇宙空間では闇が殆ど。ダークマターですよ。宇宙空間で目で見える物質はなんと5%足らずらしいです。光の可視光線のみならず、X線、赤外線などの電磁波でもっても見ることのできない物質が大半を占めているんですって。宇宙は陰で出来ているんだなぁ。

最近思うのは闇(陰)が普通で(本当で)あって、光(陽)は彩りというか、エッセンスというか、闇を気づかせるモノなのではないだろうか。そして深谷の陰から水が湧き出るように、女陰から命が生まれるように、闇(陰)から色々なモノが産み出される、つまり命を生むのは陰。

と言う事はそこに神がいるのではないだろうか。闇の中だから、絶対に見ることは出来ない。神はいないわけではなく、見ることの出来ないもの。だから神道では森の奥深き暗い部分(隈)に神がいると考えた。老子の説く道も同じだ。

陰が大切なんですねぇ。

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勉強会

昨日の東京での経営勉強会で学んだことを、まとめて分かり易くスタッフ達に落とし込む勉強会を開きます。セミナーに出て「ああ、為になる話だったなぁ」ではそれで終わってしまう。それをまとめて誰かに「こんな勉強をしたぞ。こういうことが大切だぞ。」と説明出来る、それから逆にスタッフから質問されてもちゃんと答えられるように勉強しなければなりません。そこまでやって「ただ聞いた」だけではなく「自分のモノにした」と言えると思います。

その為に昨夜から資料をまとめました。

下記はそのレジュメ

*仕事とは・・・毎日の繰り返し業務の中から、何かちょっとでも世の人のためになることを自分から見つけて提供し、新しい価値を生み出して行くことが仕事。

例えば

・・・「より早く」「より楽に」「より手軽に」を目指す商品開発。
・・・本物を、伝統的なモノを提供。
・・・カラダについての知識を与える。
何処が悪いのか、どうしてそうなっているのか、どうしたら良くなるのかの説明。ストレッチやトレーニングの説明。

・・・より喜んで貰えるサービス。
笑顔を提供する。痒いところに手が届く、先回りして読む。

・・・患者さんが笑顔になった。喜んで貰えた。
             ↓
                  人のためになった!

ポイントは「何をしたら喜んで貰えるか?」と常に考えて行動すること。

人が喜ぶのが好き。好きなことが仕事である。
喜んで貰うのが楽しい。楽しんで仕事をしている。
スポーツは勝てて初めて、楽しい。面白い。もっと勝ちたい。その為には練習しかない。
プラス夏の合宿と鬼コーチ。100回繰り返す。

学習とは「学び」まねぶ=真似をする。自分のモノになるまで真似る。
    「習う」羽根が白い小鳥が飛べるまで何度も繰り返す。
目をつぶっても出来るくらい、同じ事を繰り返す。練る。
考えなくてもスラスラ言える、手が勝手に動く。そのレベルがプロ。

玄人と素人の違い。

3,企業人として・・・自社に利益をもたらす
2,社会人として・・・誰かのために働く、世の中を少しでも良くする
1,人間として・・・規範・道徳(仁義礼知信)・国の歴史・その国独自の文化

今は家庭で1の教育がなされていない。学校でもなされていない。だから、1がないまま社会人になる。地域教育としての2もないまま(例えば昔は村内皆で田植えや茅葺き工事など、共同作業があり、祭りなど共同行事があった。そして、上から下へと教える者、怒るオジサン、優しいおばさんなどがいた)、1が出来てなければ、2は出来ないから、会社が初めて1,2を教育しなければならない。1、2無くして、いきなり3をやらされれば、無理にでも、悪いことをしてでも利益追求になってしまう。ブラック企業や不祥事をする会社はそうだ。

こんな事を90分の勉強会の時間を作って、技術だけではなく、心と精神と志を作って行くのです。

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プロ道

プロのことを玄人という。玄人とは玄(くらい)所が見える人。

他の人には見えないが、その人には見える。

桜守は花が咲かない原因が根っこに見える。

釣りの達人は(他の人には見えない)魚群が見える。

接骨の達人はレントゲン無しに触って折れているかどうかがわかる。

鍼の達人は深さがここまで達したときに、狙った筋肉なり神経なりに達したとわかる。

名人は触るとツボのところですーっと指が止まる。

目を閉じて(見なくても)触るだけでわかる。

鍼灸師である盲人の父はそう。その域までいきたいと思う。

そんな思いを師の田口佳史先生に話したら、「座頭市の見せ場は何処か。闇夜での戦闘シーンですよ。」確かに。闇夜では水を得た魚のようにむちゃくちゃ強い。

「後ろから敵が迫っていると気配を読むと言うことは、気配りが出来ることです」とおっしゃる。

先の先を読む。些細な変化に気が付く。視覚が無い分、聴覚など他の感覚が研ぎ澄まされている。第六感が鋭い。それが出来る人が座頭市のようになれるのだ。

修行だな。

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益子昌平塾

012


昨日は益子昌平塾の総会&発表会でした。

未来を夢見、自分を振り返り、夢の実現へどう行動するか、その行動指標を立てての発表会です。

今期は4期生の発表でした。僕は1期生で4年前は何を語ったのかなぁと振り返りました。

多分、「東洋思想で生きて行く」「日本人の誇りを持って和の生活を推奨する」「自分にしかできない東洋医学を極めて行く」「好きなことをやって、人生を楽しんで、若者に憧れられる格好いい大人になる」そんなことを発表したような・・・

あれから月2回東京で東洋思想を学んでいます。和食中心で飲み物は基本緑茶、時に珈琲(それまでは逆だった)和服を着た方が歓ばれるだろうと思う席には着物を着て行き、ホテルは和室の部屋を取り、日本の歴史を学ぶ。歌舞伎、盆栽、古美術、骨董、落語や講談や浪曲など日本の話芸に精通する。神社仏閣を巡る。こういうことが楽しい。

東洋医学は4年前よりももっと広く深く世界を広げたと思います。行動指標は「好きか嫌いか」「面白いか、面白くないか」つまり、好きである・面白いと感じるのであればそれは他人から見れば無茶だったり苦行であっても、本人にとっては楽しみでしかない。イヤなことは続かない。例えば運動不足とわかっていても、運動が嫌いならばジョギングもジム通いも続かない。でも「これ面白そう!」と思えば日本橋まで100㎞歩くことも苦じゃない(歩いてみたら大変でした。でも達成感と自信がその後の僕の力となりました)。

昨日ね、皆さん将来、健康でいるために「運動をする」「ジョギングする」「フルマラソン完走する」「痩せる」とか言っていた人が多かったけど、今運動していない人は、走っていない人は絶対出来ない。100%実行しない。今やっていないことを将来に始めるのは難しい。

好きで今やっていることなら続く。もっとやる。もっと極めて行くけるだろう。僕はこの仕事が好きでしょうがない。東洋思想が面白くてしょうがない。だから人生が面白い。そうやって生きていたらストレスなんか無いから、いつも挑戦者の気分でいられる。これでいいんだよなぁ・・・って思いました。

やりたいことをやって生きなきゃ。他人に歓んで貰える人生じゃなきゃな。自分は何をやりたい?他人に何がしてあげられる?自分しかできないことって何だ?自分に出来る地域貢献って何だ?

そんなことを考えさせられた一日でした。

そして、他人の振り見て我がふり直せ。「身勝手になるな」「謙虚を忘れるな」「礼を尽くせ」と反省する一日でもありました。

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浅く広く、深く狭く

色々多岐にわたる身体のお悩みの患者さんが見えます。

こういうのは東洋医学でどうだろう。鍼灸でどうだろう。効くツボがあるんじゃないか。

例えば眼科なら目の問題の方しか来ないと思うんです。

歯科なら歯の問題の方だけ、肛門科なら肛門の問題の方だけ。

鍼灸というと腰痛・肩こりなんかが一番多いですけれど、世に出回っているツボの本には、花粉症のツボ、便秘のツボ、生理痛のツボ、動悸のツボ、血圧を下げるツボ、冷え症のツボ・・・と言ったように色々載ってますものね。

だから昨日書いた書痙の方もそうですが、癌の方、パーキンソン病やクローン病など難病の方も相談にいらっしゃいますし、不妊症、インポテンツ、逆子治療、自律神経失調症、鬱病、統合失調症、不眠症、喘息、目まい、耳鳴り・・・いろんな相談があります。

「脚が痛くって・・・」と来院されて診たら、痛風と判断してと紹介状を書いたり、「ぶつけたわけでもないのに脛が赤く腫れていたい・・・」と来院されて診たら、蜂か織炎と判断して皮膚科に紹介状を出したり(細菌感染なので鍼灸の出番じゃないです)・・・

だから、いろんな知識を広く持つことが必要です。

鍼に関しては専門なので深く深く掘り進んで来ましたが、それ以外の病理学や医学知識、西洋医学についても浅く広く知っておかねばなりません。

だから大変ですが、だからこそ面白いとも言えます。

知ることは喜びでありますが、専門書は難しくて一般の人には解りづらい。

それをかみ砕いて判りやすく説明することを心がけています。

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陰陽

東洋医学の基本は陰陽五行論。

特に陰陽は判りやすくて面白い。

お灸の好きな女性患者さんと話をしていて気が付いた。

「女性の方がお灸が好きな方多いですね~」

「男性の方が灸の熱さが我慢でいない方が多いような」

そうなんです。

陰=女・・・灸を好み

陽=男・・・鍼を好む

陰は陰を呼び、陽は陽を呼ぶ。

そして陰は陽に転化し、陽は陰に転化する。

灸は中国北西部で産まれ、彼の地は北辰信仰。

つまり北極星を中心とする遊牧民男性的な乾燥と寒さの中での厳しい環境における儒学的民族。

鍼は中国南東部で産まれ、彼の地は太陽信仰。

つまり、天照大神的農耕民女性的な温暖湿潤的気候の中での豊穣の老子的民族。

ね。

男性的な環境から灸が産まれ、現在女性が好み、女性的な環境から鍼が産まれ、現在女性が好む。

こんな事を考えているのが、実は楽しい。

明日は東京へ中国古典思想の勉強。

行き帰りの電車で儒学の本を読み、授業は老子講義です。

ふたつを学んでこそ陰陽が判る。

陰陽が合わさって宇宙が産まれたのだから、この世の中のこと、身体のこと、心のことを知ろうとするならば、陰も陽も必要なんですね。

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東京へ研修

001

土曜日、午前の診療が終わりました。

さあ、東京へ行きましょう。
002
この人形は、大切な人の形見。
いつもここにいる。
062
両国は江島杉山神社。
鍼の大家、杉山和一検校を奉る神社。
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鍼師が神様になっちゃった。

鍼の神様なんだよ。ご利益も「鍼灸按学術上達」!!

064
となりに記念館。

この2階に鍼灸診療所があり、本日はここで研修。

本治療法を患者になって実際に受ける。

これは古典的東洋鍼灸術。

今はやる人が少ないけれど、知らないより知っていた方が使う使わないは別にしても、引き出しが増える。

075

神社のモニュメント、点字が付いて解説してある。

凄い。

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研修のあとは銭湯。あれ、ここ本日休業。

じゃ、違うところを捜すか。ガイドマップの住所を頼りに歩く。

077
狭い路地があると入りたくなる性格。

近道のつもりが、行き止まりで遠回りになったりして。

それが面白いんだ。

080
銭湯に行こうか、老舗居酒屋に入ろうか(森下はその聖地)、寄席にいって落語を聞こうか。神社仏閣も鍼灸院にしても、なんかおじいちゃんが多いところばかり歩いているな。

道草食って迷っていたらもう夜だよ。

銭湯は諦めようか。おお、あの煙突は?!やっと見つけたぞ。

082

隅田川にかかる橋が綺麗にイルミネーション。
083

こっちは新大橋。ドラマや映画でよく出るね。

綺麗だけれど、駅からも街からも遠くて誰も歩いていない。

なにしろ寒いもの。
088
街が一番煌めく季節。何とも胸が温かくなるね。

身体が温かくなる店に入ろうかな。

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和鍼物語

では、今日は鍼について、特に和鍼について詳しく蘊蓄を述べましょう。

当院でメインに使っているのは和鍼です。

これは江戸時代中期に開発されました。

中国鍼と較べると断然に細く、中国鍼は注射針の1/2の太さ、和鍼は注射針の1/5以下の細さです。

そしてその細い鍼を曲がらず抵抗なく入れるために鍼管法という管を使って入れる方法を江戸中期に杉山和一検校が開発しました。

これにより、中国鍼では痛かった鍼の挿入が、殆ど感じることなくスムーズに挿入出来るようになりました。

この杉山和一検校の開発物語をご紹介しましょう。

いささか伝説的なモノがありますが、彼は伊勢の生まれ、武家の長男ですが10歳の頃眼病を患い失明、家督を弟に譲って江戸に出た。

鍼師の弟子入りをするが不器用でのろく、上達の悪さが災いしてか破門される。

郷里に帰るため失意の中、東海道を下る途中、芸事の神様である江ノ島弁天様に願掛けに寄った。

その際石に躓いて転倒、草鞋を松葉が突き刺していることから、管鍼法を発明する。
(その時に躓いた石が『福石』と名付けられて、現在も江ノ島神社にあります)

和一は江戸で開業し大盛況となった。

その噂を聞きつけた幕府よりお呼びがかかり、将軍徳川綱吉の病(ウツらしい)を鍼で治し、検校となる。

将軍お抱え鍼師となった検校は、将軍から褒美に何が欲しいと訊かれ「目がひとつ欲しい」と答えた。
流石にそれは無理なので本所一つ目の広い敷地を拝領する。

和一はそこに盲人の鍼術講習所である「杉山流鍼治導引稽古所」を開設する。

これはヨーロッパの聾学校や視覚障害者教育施設より100年も早く、世界初の障害者職業教育施設である。

和一はこの敷地に江ノ島神社を勧請し、現在は江島杉山神社になりました。

神様になっちゃったんですね。

和一は鍼・按摩の教育の他、当時盲人官位の取得のためには京都に赴く必要があったのですが、関東を統括する「惣禄検校」となり、綱吉から賜った本所一つ目の屋敷を「惣禄屋敷」と呼び、これ以後、関東の盲人は江戸において盲人官位の取得が出来るようになった。

・・・とまあ、鍼の大家であり、革命家であり、盲人教育の先進者でありました。

僕はこういう逸話が大好きで、よく患者さんに話しています。

中には伝説的なこともあるので話半分に聴いて貰えばと思いますが、こんな話を知ることでより鍼灸に親しんで貰えたらと願うばかりです。

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鍼の歴史

「鍼って3000年以上前からあるんです」って言うと

皆さんビックリする。「そんな昔から?」

「3000年も4000年も昔からあったと言われています。

最初は魚の骨や鹿の角など尖ったモノを使ったのでしょう。

それから金属になってナイフのようなものだったのでしょう。

中国の南東、海の近くの民が始めたとされています。

今の上海辺りでしょうかね。

最初は海の塩害による皮膚病の膿を刺したり切り裂いて

膿を出したような所から始まったのでは、と思われます。

今も博物館などでは古代九鍼セットが展示されています。

刺したり、切ったり、押したり、叩いたり、いろんな道具が

9種類。そのうちの刺すモノが進化して現在の鍼になった。

それはいわゆる中国鍼と言われる太いもの。

日本の和鍼は江戸時代中期に杉山和一検校によって

日本人に合った繊細で痛くない鍼が開発されました。」

僕の仕事はそれを扱う仕事ですから、

かなり古くからある職業です。

4000年前からある職業は農業、大工、漁業、医療

あとはなんだろう、まあ、IT産業や工場勤務や夜勤は

無いですね。

僕の古い物好きはそういうところからも来ているのかも。

ともかく、4000年間必要とされて、廃れることなく、

今も現存していると言うのは本物だからです。

その仕事に付いていることを誇りに思います。

そして、この本物をもっと知らない方々に伝えていく

義務があると思っています。

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価値観

何が正しくて何が正しくないか、これ、絶対的なものって非常に少ない。
価値観なんて殆どがその時代や地域環境、状況などで変化します。

例えば・・・美人なんてそうですね。絶世の美人って小野小町や楊貴妃や照手姫などが挙げられますが、現代の志向から見たらおかめおたふくは下ぶくれのおちょぼ口に眉を剃ってお歯黒の140~150㎝の女性を美人と思いますか?
時代で変わるんです。

それから、江戸時代に日本に来た西洋人は、日本女性の眉を剃りお歯黒をしている顔を「気色悪い」と誰もが表現していますね。イギリス大使のオールコックはお歯黒は故意に女性を醜くすることで女性の貞節を守る役割があると推測しているくらいです。面白いですね。

が、その当時の日本男児はそのお歯黒が素敵に見えたのでしょう。

これは地域、民族で価値観が変わるという例えですね。
まあ、お歯黒は既婚女性、子供がいる証しだったそうですが、実際にちゃんとやっているのは公家の子女と遊郭の遊女だったそうです。農家や商家で働くものは忙しくてそんなのやっていられない、これは状況で変わると言うことでしょうか。

こんな事は他にもいくらでもあります。
以前は結核にとても効くともてはやされてた薬が、実は副作用が強くて重篤な障害児を産むので今は廃止されてしまったとか、130年前に書かれたトムソーヤの冒険の中には、コールタールが皮膚病の薬と書かれています。塗ると皮膚が綺麗になると。それは皮膚を溶かしていたんでしょう。今は発ガン物質で皮膚に触れないよう扱っていますね。

身体に良いとされたものが、いつしか掌を返したように身体に悪いとされたり。
お薬や健康食品なんてその繰り返しじゃないですか。
結局、生まれ出てまだ数年なんて言うものは、本当に価値がある物かどうか判らない。
何十年何百年して初めてその真価が分かる。千年持っているモノはまず本物でしょう。

鍼灸は日本に根付いて1500年の歴史があります。生まれたのは3000年以上前。
しかも中国医学のその根底には陰陽五行論があります。
全ては移り変わり変化してゆくことを大前提としているのです。

「陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる」
だから、その病が陰に属するのか、陽に属するのかを判断して治療に当たるわけですが、何回かやってみても上手くいかないときもあります。

そんな時は「押しても駄目なら、引いてみな」。身体も病気も毎日変化してゆきますから、陰が陽に移り変わっていることもありえますし、ここは発想を変えて逆にやってみる。
するとあら不思議、劇的に良くなるなんてこともあるのです。面白いですよね。

これは病気だけじゃなく、お仕事や勉強法、営業や新商品の開発にも使える発想法だと思います。女性を惹きつける、プロポーズを成功させるのにも使えるかも。なんでも一途に決めつけないで、柔軟に逆転の発想をすることで人生がもっと豊になると思います。

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